オンライン授業の日:その2【横浜校】

オンライン授業の様子を紹介いたします。2年生の「古典B1」の時間ですが、「主要古典文学史一覧」を教材として進めています。「男もすなる日記というものをしてみんとてするなり」、有名な「土佐日記」の冒頭ですが、さすがにオンライン参加の生徒も教室の生徒も「仮名で書くから女性のふりをしたんでしょ。」とわかっています。一緒に参加の体育科の先生ももちろん知っていました。

1年生でも「国語総合」は古典の漢詩でした。五言絶句と七言絶句などの基本を復習しています。「春眠不覚暁/処処聞啼鳥/夜来風雨声/花落知多少」今から1300年ほど前、中国に孟浩然という偉大な詩人がいました。その代表作が、この『春暁』です。

また、「峨眉山月」の一節を先生がそらんじながらの例示がたいへんわかりやすいです。唐の詩人、李白の代表的作品の一つです。七言絶句、わずか28の文字の中に5つの地名・12の文字、残りわずか26の文字で雄大な景色と時の流れ、そして抒情を歌っています。

峨 眉 山 月 半 輪 秋

影 入 平 羌 江 水 流

夜 發 清 渓 向 三 峡

思 君 不 見 下 渝 州

同じく1年生の「科学と人間生活」では、地震、火山、大雨などの災害について学んでいました。河川には三つの作用がある。「浸食作用」「運搬作用」「堆積作用」・・・。

画面の向こうにいる生徒も教室にいる生徒もひとしく、みな真面目に一生懸命に学習に取り組んでいます。試験も近いのですが、それだけではない、知識への興味と強い関心を生徒それぞれの姿勢から感じることができます。