Hさん:1年生の終わり頃になって、スポーツ系の専門学校か、それとも大学かと、進路のことを考え始めました。
赤荻先生:2年生で担任になったときには、大学進学は決めていたよね。最初の進路面談で、入試方式や大学選びのポイントのほか、学ぶ分野の絞り方を指導したのを覚えています。自分の学びたいことに気づいてほしかったからです。
Hさん:学びたいことがイメージできないときは、その先にある就きたい職業を考えるといいよとアドバイスをもらいました。ただ、法学を勉強したいと思い始めていた頃だったので、法学からのその先を考えて、法曹界や公務員だけでなくすべての仕事に役立つなと思い、法学部受験を決めました。学びたいことから選んだけど、将来を考えたから決断できたと思っています。
赤荻先生:法学部と決まってからは、どんな試験があるか、どこの大学はいつが試験かなど、日程調整にも注力したよね。
Hさん:学校行事の多い時期だったけど、負担にならないように先生と相談して調整した甲斐あって、受験にも、イベントにも悔いのないように取り組めました。
赤荻先生:大東文化大学には、30分の講義内容をまとめる「ノートテイキング」という珍しい試験があったので対策は大変だったと思います。
Hさん:法律にまつわるニュースを読んだり、ラジオを聞いたりしながらノート作成の練習を重ねました。面接とは別に、ノートテイキングでの口頭試問を想定した面接練習もしてもらっていたので、安心して試験に臨めました。
赤荻先生:受験も行事も部活も、全部を満喫できたのは信念と広い視野を持っていたから。これからも育んでいってほしいです。