4月18日、避難訓練を行いグランドに全学年が集合しました。コロナ禍でもあり、どうしても密を避けられないため、避難集合訓練のみを行いました。生徒は私語もなく、整然と訓練に参加していました。ご家庭でも、いざというときの共有事項を確認するよう伝えました。また、保護者宛に18日付けで「緊急時における対応についてのお願い」を発信いたしました。訓練後に、校長からは指導講評で次のような話がありました。
「学校教育活動における訓練は、避難訓練しかありません。人間は経験をすることによって、行動の仕方を学びますが、本日の避難訓練は、地震の時の対応を想定した避難訓練でした。地震はいつ起きるか分かりません。休み時間や様々な活動中に発生するかもしれません。避難訓練は疑似体験ではありますが、いざという時に、適切な行動を取ることができるように経験を積むものです。自分の安全が確保できたならば、次は救護者支援者になってください。通学途中の電車やバスに乗車中でも災害は起こる可能性があります。スマホが使えなくなり、情報が入らない状況なども考えてみてください。また、地震のほかにも夏から秋かけては強風・河川の増水、そしてそれに伴う停電・浸水など多岐にわたる危機管理が要求されるようになったとつくづく思います。もう一度、いざというときの準備、「心の準備」、「ものの準備」、家族との「連絡の準備」など確認してください。」
講評を聞く生徒たちの姿勢からは、災害に負けない強いエネルギーを感じることができ、感心しました。